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白ゆりの丘


白ゆりの丘




白ゆりの花が咲いた時

私たちは知り合い、そして愛し合った

打ち寄せる波の音を聞きながら

涼しい海の風に吹かれながら

かれんな愛の言葉をかわしました

緑の葉っぱに露が落ちたように新鮮な二人の愛

海の風の中に秋を感じ始めた頃

二人の間には風が吹きぬけた

落ち葉がひらひらと舞うように、二人の心はひらひらと散っていった

遠くで見つめても、その心ははかなく

悲しみでいっぱいだった

落ち葉を踏みしめ歩いたとき たった一人でした

そばには 葉を落とした冬の木があっただけでした

その足は しぜんに思い出の白ゆりの原へ向かいます

けれど 一人で訪れた者の目には

白ゆりはなく ただ 枯れた草々の

しかばねだけが見えました





        1969・12・19
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